酸欠に弱い
身体には傷みのセンサーが備わっています。
センサーは、真皮、筋膜、関節包に、特に多く存在しています。
皮膚は三つの層に分かれていますが、その真ん中の層が真皮です。
真皮には毛細血管が多く、他に、触覚や温度を感じるセンサーも存在しています。
筋膜は、その名の通り筋肉を包む膜です。
筋肉の線維をひとかたまりに束ねています。
実は、筋肉には痛みのセンサーがほとんど存在していません。
その代わり、筋膜には筋肉の10倍もの痛覚が存在しています。
そして関節包は、関節を包んでいる袋です。
袋の中は潤滑油の役割をする滑液で満たされ、関節の動きをスムーズにしています。
これらのセンサーは特に酸素不足に反応します。
酸素が不足すると、脳に痛みの信号を送るのです。
アメリカでは2001年からの10年間、国策として痛みの研究がされました。
この研究で分かったのは、痛い場所には酸素不足があるということです。
脳に酸欠を知らせるために、センサーから発痛物質が分泌されるため、痛みを感じるのです。
治癒力は血流によってもたらされます。
血流が良くなれば、酸素がしっかりと供給され、痛みの原因である発痛物質も分泌されません。
我々が感じている痛みは、酸素不足が主な原因なのです。

