特別な存在
最近、アレテーという言葉を知りました。
アリストテレスが提唱した造語で、
人にはそれぞれ輝ける分野があり、それを活かすべきである
というような意味合いの言葉です。
人はそれぞれ違います。
各々に得意不得意があり、すべてが得意ということはありえません。
人は不完全な存在であり、完璧はありえないのです。
人は、漢字の人のように、支え合うことで人になるという、金八先生の名言があります。
賛否両論あるかもしれませんが、私は正しいと思っています。
人は社会的な動物であり、他者との支え合いなしには生きていけないからです。
現代は競争社会です。
他と競わせて、能力の優劣で評価をします。
しかし、それは正しいのでしょうか。
勝ち負けがハッキリするこの社会では、生きづらさを感じる人たちも多いはずです。
人はそれぞれが特別な存在で、比べることには意味がありません。
アレテーのように、輝ける場所が違うからです。
そもそもが、一つの物差しだけでは測れるものではないのです。
本当に不要なものであれば、進化の過程で必ず淘汰されます。
しかし、進化は能力の高低ではなく、多様性を選びました。
これは、人間は助けあって生きていくべきという、大いなる存在からのメッセージではないでしょうか。
物事の価値はお金にはありません。
本当の価値は、世界に一人しかいないその人が、そこに存在していることにあります。
自分の長所を生かし、輝ける場所に身を置けるようになれば、世の中はもっと良くなるはずです。
私たちは一人一人が、本当にかけがえのない存在なのです。

