乾燥の害
だんだんと乾燥する季節になりました。
当院でも11月の中旬ぐらいから加湿器を使用しています。
乾燥は体にとってマイナスです。
湿度が低い状態だと、体の水分が外にどんどん発散してしまいます。
人間の60%は水分なので、色々な弊害が起こってきます。
冬のかゆみはまさに乾燥による障害です。
乾燥によって角質層の脂質や水分が失われると角質層が壊れやすくなります。
皮膚のバリアが破壊され刺激物質が侵入しやすくなってしまうため、かゆみを感じやすくなります。
また、乾燥した状態だと、血液の濃度が高くなるため、血圧が高くなり血栓ができやすくなります。
冬に脳梗塞が増えるのは、寒さに加えて乾燥が関係していると言われています。
感染症対策にも加湿は重要です。
空気が乾燥すると、のどの粘膜も乾燥しやすくなります。
粘膜のうるおいが無くなるとウィルスや細菌に感染しやすくなります。
さらに、冷えにも乾燥が関係しています。
体に水分が不足していると、寒さを感じやすくなるのです。
代謝の問題もありますが、お年寄りが寒がりなのはこのことも関係しています。
乾燥を放っておくのは百害あって一利なしです。
乾燥を制する者は、冬の健康を制するのです。

