体育座り廃止を考える

先日、ニュースで体育座りを廃止する学校が増えていることが話題になりました。
体への負担が大きいことがその理由のようですが、どのような負担のことを言っているのでしょうか。
気になったので元の記事をたどってみました。

そもそも、体育座りは、昭和40年に指導の手引書に紹介されていたことがきっかけだったようです。
それまでは正座やあぐらが一般的でしたが、教育の場で広まっていったようです。
意外でしたが、昔からある訳ではなく割と新しい座り方だったようです。
そのために日本人にはあまり合っていないということでしょうか?

この元となった記事では、身体に悪い理由をこのように説明しています。

”体育座りが“良い”か“悪い”かという問いについては、個人の柔軟性や身体能力、座る時間の長さによって良くも悪くも転じるため、答えるのが非常に難しいですね。ただ、膝を抱え込む座り方は内臓が圧迫され、座骨への刺激もあります。ですので、長時間であったり体の大きな子どもにとっては負担の多い姿勢だと思います。”

”体育座りは膝や足首への負荷は少ないものの、長時間になると腹部や腰への負担が大きい。正座の場合は膝や足首に一定の負担がかかりますが、腰や腹部にはストレスの少ないです。座り方によって一長一短があるため、指導者は的確に判断しながら、どの状況では、どの座り方をするのが良いのかの見極めが必要です。”

この解説を読む限り、私には、特に問題があるようには感じませんでした。
どの座り方であっても長時間であれば、腰や腹部の負担は大きくなります。
イスに座っていても、それは同じでしょう。

また、座骨はその字のごとく、座れば必ず当たる骨です。
正しい座り方を考えると、むしろ座骨で座ることが大事です。
座骨ではなく、姿勢が崩れて仙骨で座る方が問題が大きいのではないでしょうか。

粗探しをすれば、必ず何かしらの問題はあります。
この記事を読む限りでは、私には身体に悪い理由がよく分かりませんでした。

しかし、事実として廃止が進む背景に、この姿勢をツラく思う児童がいることは確かなのでしょう。
私は一切ツラさを感じることはありませんが、それだけ身体が固い児童が増えているのでしょうか。
また、姿勢が崩れて、仙骨や尾骨が当たってしまうことでの弊害を言っているのかもしれません。

体育座りを廃止するのではなく、体育座りがなぜ身体の負担になってしまうのか。
身体が固く、姿勢を保てない児童が多数存在することに問題があるはずです。
本当の論点は、そこにあるのではないでしょうか。