黄砂に注意

黄砂が飛来しているそうです。
気象庁の発表によると、北日本から西日本までの広い範囲で12日から13日にかけ、中国大陸から黄砂が飛来すると予想されるとのことでした。

そもそも黄砂とは、中国を中心とした東アジア内陸部の砂漠などから、風に乗って数千キロも離れた日本まで飛んできた砂塵のことを言います。
黄砂が飛んでくると視界が濁るため、交通障害を引き起こす危険が高まります。
また、黄砂粒子には、石英や長石などの造岩鉱物や、雲母、カオリナイト、緑泥石などの粘土鉱物が多く含まれているため、クルマのボディ等を傷付けてしまうことにも注意が必要でしょう。

しかし、本当に恐ろしいのは人間に対する健康被害です。
PM2.5とは、大気中に浮遊している直径が2.5μm以下の非常に小さな粒子のことです。
その小ささから、口や鼻から吸い込むと肺の奥深くまで入り込むと、多くの健康被害をもたらします。
日本に到達する黄砂のサイズは平均4μmとされていますが、直径が2.5μm以下のものも存在します。
黄砂自体も害があるサイズですが、さらに小さなPM2.5は、より悪さをする恐れがあるのです。

健康被害としては、目、鼻、皮膚などのアレルギー症状のほか、気管支喘息や気管支炎、肺炎などの呼吸器疾患との関連が指摘されています。
また、メカニズムは不明ですが、黄砂の飛来と心筋梗塞の発症増加との関連を示す報告もあります。
微細な粒子ゆえに、呼吸器やさらには血管内に入り込み、人体に対し悪さをしてしまうのです。

呼吸器や心臓に不安のある方は、特に気を付けた方がいいでしょう。
目には見えないからこそ、私たちは細心の注意を払うべきなのです。