削らない、抜かない

削らない、抜かない歯医者。
世の中には世間一般の治療とは、真逆なことをしているクリニックがあります。

お恥ずかしい話ですが、私には銀歯が多いです。
小学校の時から虫歯が多く、歯医者通いは当たり前でした。
トータルするとこれまでに十数本は治療してきたと思います。

もちろん、虫歯になるのをただ黙って見ていたわけではありません。
食後の入念な歯磨きはもちろん、歯間ブラシやフロスの使用、自分なりに努力はしていました。
しかしそれでも、苦労の甲斐なく、虫歯の歯は増えていく一方でした。

不思議なことに、世の中には歯をあまり磨かなくても虫歯にならない人がいます。
努力しているのに虫歯になる人間と、努力せずとも虫歯にならない人間。
その違いは、健康状態の違いにあると私は考えています。

私たちは、たくさんの細菌と共存共栄し、その働きを借りながら生存しています。
しかし、すべてが有益な細菌という訳ではなく、中には悪さをする細菌もいます。
いわゆる善玉菌と悪玉菌の関係です。

通常は、これらが暴走をしないように私たちの免疫が睨みをきかせています。
しかし、健康状態が良くないと抑えが効かなくなり、細菌がだんだんと勝手なことをし始めます。
下痢、便秘、肌荒れ、アレルギー、物貰い等の疾患は、菌のバランスの崩れから起こるものです。
それが、口内においては虫歯なのではないでしょうか。
私は身体が良くなった今、もちろんケアは怠りませんが、虫歯に悩まされることはなくなりました。

・歯は削るとヒビが入るため、折れやすく、かつ、虫歯になりやすいため寿命が短くなる。
・神経を抜くと、歯がダメになってしまうどころか、色々な病気の元となる。
・歯を抜くと、かえって口腔内の環境は悪化し、身体の状態がさらに悪くなる。
・親知らずは、抜かなくても痛みをでないようにすることができる。

冒頭に紹介した歯科では、これらをモットーに真の原因を追究し治癒を目指しているそうです。

もちろん、従来の歯科治療を否定しているわけではありません。
多くの人が歯を削ることによって、痛みや苦痛から解放されていることは事実です。

しかし、私が言いたいのはこのような治療法も世の中にはあるということです。
局所で見れば虫歯という現象ですが、その背後には身体という母体の異常です。
世の病も、末端を見れば多種多様に分類できますが、すべては身体の異常を言い換えただけに過ぎません。

こういったクリニックがあるということは、それで良くなっている方が存在しているからです。
虫歯でさえも削らずに治癒することができるという、この紛れもない事実。
やはり、大きな目線で考えることこそが、病気の治癒の本質なのではないでしょうか。