レントゲンで写らないもの

整形外科でレントゲンを撮ってもらった。
ある程度の年齢であれば、一度くらいはそんな経験があると思います。

私調べの話ですが、多いのは腰痛や首痛でレントゲンを撮ったというパターンです。
しかし、レントゲンについて詳しく知る人は少ないかもしれません。。

レントゲンは、放射線の一種であるX線を利用した撮影のことです。
光の場合は体に反射しますが、X線は体を通り過ぎるものと吸収されるものとに分かれます。
例えば、骨はX線を吸収するために白く映り、空気の多い肺の部分は黒っぽく映ります。

整形外科領域では、”骨や関節が変形していないか”を調べるための材料がレントゲンです。
現代医学において、多くの痛みは骨に原因があると考えているためです。
しかし、筋肉や筋膜、血管、リンパ等は、レントゲン検査の性質からほとんど写りません。

不思議なのは、レントゲン検査だけをして首や腰のヘルニアと診断する医師が多いことです。
ヘルニアとは元々”脱出”を意味する言葉ですが、椎間板が脱出し、悪さをしているのがヘルニアです。
しかし、軟骨である椎間板はレントゲンでは写りません。
MRI等の検査をせずに診断を受けた場合は、症状の度合いで判断していると思われます。

本当のヘルニアは難しいですが、整体で良くなったというのはこのケースです。
ヘルニアの原因はヘルニアではなく、他のところに原因があったのです。
笑えない話ですが、ヘルニアを手術をしても痛みが残る場合があります。
まずは医師の診断を仰ぐことは大事ですが、もしかすると改善の余地が残っているかもしれません。