層が重要

人間の身体は層構造です。
皮膚、皮下脂肪、筋膜や腱膜、腹膜前脂肪、筋肉、腹膜、腹腔…etc.
また、腹腔内の胃や腸にしても、粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜とやはり層構造です。
この層を成しているという知識は、臨床的にとても大事なポイントです。

オステオパシーでは層に注目して施術をします。
きちんと目標とする層に入れているのか。
この層はどこと繋がっているのか。
感覚を研ぎ澄まし、イメージを用いることで目標とする組織にアプローチをします。

これは外科医でも同じようです。
血管を損傷させないで手術を進めるには層を意識することが重要だと言います。
実際、層の解剖に沿って手術を進めると、出血量が少なく、時間も早く終わるそうです。
外科医は安全確実な手術をするために、少なくとも1mmの単位で膜を意識しているそうです。
さらに、熟練者ともなると、ミリ以下のレベルで層をコントロールしているということです。

層に入るためには、経験と知識とイメージが大事。
お医者さんからは嫌がられるかもしれませんが、治療家とは、意外と共通する部分が多いかもしれません。