不調も育つもの

新緑の季節。
いつもの景色の中にも、だんだんと緑や黄色が増えてきています。
先日は、電車から見えた土手の菜の花が、黄色いじゅうたんのように一面満開でビックリしました。
白黒の冬からカラフルな春に季節は変わっています。

私は菜の花が、急に満開になったように感じて驚きましたが、もちろん急に成長したわけではありません。
ちょっとずつ成長を続け、やっと人間が気付くようになっただけです。
冬の間から根を張り葉を伸ばし続け、だんだんと大きくなっていったのでしょう。

これは不調も同じです。
外傷以外の症状に、急は絶対に存在しません。

不調の種は自分では気付かないうちに、水面下で、どんどん成長しています。
不調の種は”○○し過ぎ”が大好物。
働き過ぎ、遊び過ぎ、食べ過ぎ、飲み過ぎ、寝なさ過ぎ、ストレスをため過ぎ…etc。
”○○し過ぎ”を肥料として、すくすくと育ってしまったのです。
大きな症状となって育った不調は、肥料を十分に与えられて育ったからでしょう。

何も特別なことはしていないのに、急に痛くなった。
思い当たることがない原因不明の痛みは、非常に多いかもしれません。
しかし、それいつもの生活こそが、不調が育ってしまった環境だったのです。

日頃から興味を持って菜の花を見ていれば、開花までの経過を把握することができます。
不調も、自分の身体に興味を持っていれば、その変化にいち早く気づくことができます。

健康でいたいのであれば、日々、自分の身体に関心を向けること。
検査の結果を良く保つことが健康の秘訣ではありません。
自分の身体に、自分の感覚で耳を澄ますことが、不調の種を刈り取るためには非常に大事なのです。