不妊の根本的な問題
男性の不妊検査、東京都が実質無料化へ…受講条件に39歳まで対象
東京都は今年度、不妊治療や妊活に備えて男性が精子の状態を調べる検査を無料で受けられるようにする。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1432bd1d8fc4437fad728bc73b8685f7b7fa429
都は、将来的な妊娠(コンセプション)に向けて自身の健康を管理する「プレコンセプションケア」の普及に力を入れている。
昨年度、関連講座を受講した18~39歳の女性を対象に、体に残された卵子数の目安を調べるAMH検査の費用の全額助成を始めたが、不妊の原因の半分は男性にあるとされることから、男性への支援も行うこととした。
男性の場合も18~39歳が対象で、関連講座を受講する必要がある。
検査費用を最大2万円助成する形だが、一般的な精液検査は数千円で受けられるため、実質無償になるという。
男女いずれの助成も、夫婦やカップルで申請する必要はなく、単独で受けられる。
不妊治療にはお金がかかります。
お金の問題がネックになって、子供を望んでいても諦めざるを得なかったという話も珍しくありません。
不妊は、男性と女性の双方の問題。
お悩みの方にとって、このような補助は非常にありがたい施策でしょう。
しかし、ここで問題なのは、なぜ不妊治療をしなくてはならないかということです。
健康な男女であれば、自然と妊娠するのが普通です。
その自然を妨げる要因こそ、本当に考えなくてはならない問題です。
現代は晩婚化していますが、まずこれは、大きく関係しています。
女性の社会進出は素晴らしいことですが、妊娠の可能性とは反比例の関係にあります。
生物学的には、女性は10代で出産するのが望ましいことですが、今は30代が普通です。
不妊が増えているのは、大きく見ると社会システムの問題でもあるでしょう。
また、施術家の立場から言わせてもらうと、現代人の身体が悪くなっていることも無視はできません。
現代人は多忙であり、取り巻く環境の悪化によっても、どんどん身体が悪くなっています。
植物は、柔らかい土だと成長しやすいですが、固い土だとうまく育っていきません。
固い土のような身体の人が多いため、不妊が増えてしまっているのは否めないでしょう。
今、少子化の問題は歯止めが効かないくらいに深刻化しています。
この現状は、現代のシステムに限界が来ていることを示しており、そもそもが矛盾しているのです。
その状況を反映している現実は、ある意味正しい流れなのかもしれません。
本当に不妊治療に必要なのは、抜本的な仕組みの改善です。
働き過ぎから余裕が持てる社会生活へ。
また、子供を産み育てやすい環境の整備や支援。
女性が社会復帰しやすいような、労働環境の変革。
昔は良かったというつもりはありませんが、それでは、今は良いのでしょうか?
対処療法的な支援は、焼け石に水のような気がします。

