過去から学んでいない

ベートーベンの毛髪を新たに分析、謎の病は鉛中毒が原因か 研究

クラシック音楽の大家、ベートーベンの髪の毛から高レベルの鉛が検出され、本人が鉛中毒にかかっていたとみられることが新たな研究で分かった。
難聴を含め、ベートーベンが人生の中で苦しんだ病気の原因になった可能性があるという。

聴覚の喪失以外にも、ベートーベンは生涯を通じて胃腸の病気に悩まされ、黄疸(おうだん)や重い肝臓病も患った。
ベートーベンは肝臓と腎臓の疾患により56歳で亡くなったとされる。
しかしこれらの数多い健康問題の原因を把握するのは極めて困難な作業であり、ベートーベン自身もいつか医師の手でそれを解明してほしいと望んでいた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/639688fdb5e81e68e3695e2fa20d737e9d0e9f20

音楽家にとって耳が聞こえにくいということは致命傷です。
しかしベートーベンは、難聴というハンデを抱えていたにもかかわらず、数多くの名曲を残しています。
どのような経緯で難聴になったかは知りませんが、難聴はストレスと関係が深いことが知られています。
母親を早くに亡くし、家族の面倒を見ていたベートーベンには相当のストレスがかかっていたでしょう。

ベートーベンにとって、そのストレスを解消するための方法がお酒だったのでしょう。
記事にもあるように、時には1日でボトル1本を空けることもあったようです。
また、当時のワインは今と違って品質が安定していませんでした。
そのため、ワインの味を調節するために、砂糖は高価なので酢酸鉛を入れていたと言います。
酢酸鉛は今でこそ毒性が知られていますが、当時は甘味として用いられていた甘味料です。
知らず知らずのうちに鉛が蓄積してしまい、鉛中毒を発症してしまったのでしょう。

鉛は強力な神経毒です。
脳や肝臓に蓄積するため、晩年にベートーベンが聴覚を失ったのはこのためであると考えられています。
その他、腹痛や下痢といった体調不良も鉛中毒の症状と合致するため、考察の信ぴょう性は高そうです。

当時、鉛の害は分かっていませんでした。
便利だから、甘いからと普通に使われていました。
しかし、科学が進んだ現在はその危険性はしっかり判明しています。

便利だからと使われているものでも、将来においてはどうなのかは分かりません。
この話には学ぶべきものがたくさん詰まっているでしょう。
私は現代人も、ベートーベンと同じ轍を踏んでいるような気がしてなりません。