リンパは特別?

私は一風変わった施術をしているので、これはリンパですかと、言われることがあります。
世間には、リンパには何か特別なものというイメージがあるのかもしれません。

リンパは、多くの人が名前を知っていますが、その実体は意外とベールに包まれているのではないでしょうか。
知らないものだからこそ、神秘性や万能性を感じてしまうのでしょう。

リンパは、免疫や体液の調整、脂肪の運搬等に関わっている器官です。
血管に似た全身に分布する組織ですが、血管のようにはっきりした組織ではありません。
壁が薄く細い管であるため、太いリンパ管ではない限り、肉眼での確認がなかなか難しい組織です。
中を流れるリンパ液は、通常は骨格筋の収縮によって循環しています。

足のむくみは、このリンパ液の流れの悪さが関係しています。
血液の流れが滞ることで、リンパ液も滞り起こし、組織にリンパ液が貯留してしまうのです。
むくみを押して指の痕が残るのは、このリンパ液が悪さをしているせいです。

リンパを刺激する手段は、リンパマッサージだけと思われている方もいるかもしれません。
しかし、他の影響を受けやすい組織であるため、どの方法であってもリンパは刺激されています。
例えば、マッサージであっても、ストレッチであっても、リンパは流れます。
もちろん、リンパマッサージも、オイルマッサージでもリンパは流れます。
リンパマッサージは、リンパ組織を意識したマッサージというのが、他との大きな違いと言えるでしょう。

リンパは大事な器官ですが、他に比べて特に大事という訳ではありません。
オステオパシーのリンパのテクニックでは素晴らしい効果を出すことができますが、やはり部分よりも全体のバランスです。
リンパが流れるように体を丸ごと考え、巡りを良くする施術が一番なのではないでしょうか。