権威の言うことを鵜呑みにするな
平素より本会運営にご理解ご協力いただき、ありがとうございます。
この度、理学療法士を名乗り、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を用いて医学上の問題がある情報発信を行っているのではないかとの問い合わせが本会にございました。本会で確認したところ、医学的に正しいとは言えず、さらに実践することにより患者さまなどの身体に悪影響を与える可能性のある治療法が掲載されておりました。
インターネットが普及するまでは、情報は直接会って伝え、広まるものでしたが、現在では、会うことなく、かつ容易に広まるようになりました。インターネット上で発信されている情報は全てが真実とは限りません。国民の皆様におかれましてはSNS上の情報をうのみにせず、医療機関など確かな専門家に真偽をご確認頂けますようお願い申し上げます。なお、本会では個々の具体的な事例に対するお問い合わせには対応いたしかねますのでご了承ください。
理学療法士は本来、運動機能の回復や維持を目的としたリハビリの専門家です。
病院でのリハビリが基本であるため、解剖学や生理学等、体の事にはとても詳しいような印象があります。
しかし、何事もすべての人に当てはまることはありません。
私は、痛みの原因が全く同じということはほとんどないと感じています。
例えば腰痛の場合、
オーバーワークによって腰痛になることがあります。
食べ過ぎや飲み過ぎで内臓に負担をかけたたことが原因になる場合もあります。
疲労によって体が支えきれなくなり、腰が痛くなるというケースもあります。
胸の動きが悪くなったために、腰がその代償をした結果、腰痛を発症することもあります。
ストレスによって心臓への負担が腰痛を引き起こしていたということもあります。
ただ一つとして、同じということはなく、本当に人それぞれです。
腰だけみれば固くなっているかもしれませんが、それは結果にしか過ぎません。
結局、筋肉がどうのこうのという話ではないのです。
権威の言うことは正しいと思ってしまいますが、それが医師であっても、まずは疑う必要があるでしょう。
正しい利用の仕方は、まず軽く試してみることです。
良かったなら自分にあっているし、良くなかったならやらない方が無難でしょう。
個人的に言われたのなら別ですが、万人に向けた情報発信には注意が必要です。
凄い人の言うことだから、医学的に正しいからが本当に正しいかは分かりません。
なんでもかんでも鵜呑みにせず、まずは実践し、感覚を重視する。
この情報過多の時代には、そういった情報との付き合い方が必要なのです。

