アモウハジ
アモウ・ハジ。
彼は世界一汚いと言われた男です。
半世紀以上お風呂に入らなかったその姿は、顔は汚れ、髪もゴワゴワで、決して清潔ではありません。
水と石けんは病気の元という信念を、一生涯貫きました。
現代人の感覚からすると、不潔に思えるでしょう。
しかし、それにも関わらず彼は94歳という長命でした。
そしてその死には、嫌がる彼を無理やりお風呂に入れたことが関係しています。
清潔にしたことで彼は体調を崩し、亡くなってしまったのです。
コロナ以降、過度な消毒が当たり前になりました。
未だに、マスク姿を続けるという人も珍しくありません。
理屈で言えば、2019年以前より、ずっと清潔な環境が保たれているはずです。
ところが今、マイコプラズマやヘルパンギーナといった感染症が大流行しています。
動物はお風呂に入るのでしょうか。
動物は石鹸で体を洗うのでしょうか。
一番清潔なはずの現代で、なぜ過去にない大流行を見せているのでしょう。
病気と清潔には関連がありますが、それがすべてではありません。
清潔は本当に正しいのでしょうか。
アモウ・ハジは変わってはいますが、特別ではありません。
病気の発生は、結局その人の健康状態次第なのです。
病原菌が病気を引き起こす。
これが現代医学のスタンダードです。
しかし、それを提唱したパスツールは、後にそれが間違いであったことを認めています。
医療分野は50兆円を超える経済規模を誇ります。
病気が増えると得するのは誰なのか。
なぜ病原体仮説が正しいとされているのでしょう。
本質は、大きな視点で見た時に初めて見えてくるものなのです。

