行き過ぎた流行り

人間だけじゃなかった、流行追いかけるチンパンジー みんなを真似て仲間入り

アフリカの野生生物保護区に生息するチンパンジーの間で、耳の穴やお尻の穴に草木を差し込んでぶら下げる「ファッション」が流行する現象が観察された。

この行動は、ザンビアの保護区でオランウータンを観察していた研究チームが2010年に発見した。
1頭のメスのチンパンジーが耳の穴から草木をぶら下げ始めたところ、すぐに群れの仲間が真似(まね)して同じ行動をするようになったという。

チンパンジーたちは痛みやかゆみを抑えるために草木を使用したわけではなさそうだった。
いずれも「非常にリラックスした」様子だったという。

オランダの動物園のチンパンジーの間でも、1頭のメスがまるで赤ちゃんを抱っこしているかのような格好で歩く動作を始めたところ、すぐに全てのメスがこの歩行スタイルを採用した事例があるという。
この群れに新しく2頭のメスが加わった際は、同じ歩き方をすぐ身に着けたメスの方が早く仲間に溶け込んだのに対し、流行の歩行スタイルを採用しなかったメスは受け入れられるまでに時間がかかった。

人間と同様に、チンパンジーのこうした行動には仲間に入って社会関係を円滑にする目的があるとみている。

これはチンパンジーだけの話ではなく、人間にも当てはまることだと思います。
例えば、ゲームを持っていないと話についていけず、仲間にも入れてもらえないといったような現象です。
人間は仲間で生活することを前提としている生き物であり、それが他の生物との大きな違いです。
チンパンジーもそうなのであれば、こういった行動はもはや本能なのでしょう。

中学生の娘は、やはり芸能人や最新曲、ユーチューバー等、最近の流行りを良く知っています。
しかし、そうした情報は、ほとんどが私が知らないものばかりです
一緒に生活しているのに、一体どこで情報を仕入れているのか、全く不思議で仕方がありません。

学生は、大人に比べると小さな世界で生活しています。
それこそ、流行についていけないと仲間はずれであり、学生生活では死活問題です。
興味のベクトルもありますが、若い時ほど、本能的に流行を取り入れる能力が高いのでしょう。

現代は、流行の変遷が目まぐるしい時代です。
そのため、流行に振り回されてしまうことも多く、そのせいで他人の評価を気して、他人軸になってしまっている人が多いように感じます。
これが行き過ぎた結果が、ルッキズムにもなっているような気がします。
流行は、適度に取り入れたいものです。