肋骨リモデリング

美容界隈には、直美(ちょくび)という言葉があることを最近知りました。
医師免許を取得してすぐ、美容医療をする医者を言うようです。

医者と言えば、以前はお金持ちの代名詞でした。
しかし、現在は診療報酬が縮小され、以前ほど稼げる仕事ではありません。
また、人命を扱うために責任も重くのしかかり、拘束時間も長い、肉体的にも精神的にも重労働です。
これを嫌って、手っ取り早く稼げる直美が増えているそうです。

近年、増加しているそうなのですが、肋骨リモデリングという術式があるのはご存じでしょうか?
くびれをだすために、ろっ骨に小さな穴を開けて内側に曲げ、骨格からウェストを細くする治療だそうです。
165万の講習料を払い二日間の講習を受けると、認定証が発行されるそうです。

技術の習得においては、どんなに頭が良くても、どんなにセンスがあっても、経験が必要不可欠です。
理論は、そのまま臨床で使えるわけではありません。
やはり、人それぞれ、体やバックグラウンドは違います。
整体においても、一人前になるには最低でも5年は必要でしょう。

肋骨には内臓を保護する役目があります。
肋骨には呼吸の補助をする役割があります。
肋骨には多くの筋肉や筋膜が付着しています。
肋骨には姿勢の維持を助ける働きがあります。

体は生まれたままの状態が、その人にとっての最適なデザインです。
これを変化させてしまうと、機能においても大きな影響を受けるでしょう。

二日間講習を受けただけで、本当に手術が可能なのでしょうか。
そもそも本当に手術は安全なのでしょうか。

機能を犠牲にして、美を優先する。
人間の体を簡単に考えすぎている気がします。