一流アスリートの身体

昨日からパラリンピックが始まりましたね。
どうしても陰に隠れがちなパラリンピックですが、日本はメダルを狙える実力者揃いらしいです。
オリンピックの良い流れに乗って、選手にはベストを尽くして欲しいと思います。

今日はアスリートの身体についてです。私もそれなりに長くやっていますので、一流と言われるアスリートの身体を診たこともあります。

その方は海外のバレエ団のソリストをしていた方でした。日本での知名度はそれほどではありませんが、NHKのプロフェッショナルにも取り上げられたことがある、バレエ界では有名な方です。

私は彼のマッサージを担当したのですが、やはり身体が普通の人とは違いました。
筋肉の質が非常にやわらかく、しなやかで程よい弾力。身体の感度も良く、ちょっとの刺激でも大きく身体が変化します。触れていて、こちらが気持ちがよくなる筋肉です。

そして、回復力がただ者ではありませんでした。
ある時、足首を傷めてしまったが、明日どうしても踊らなければならない。なんとかしてくださいと、急遽、来院されたことがありました。状態を診ると、確かに酷い捻挫で、歩くのにも痛みがあり、普通に考えて踊れる状態ではありません。スタッフが一丸となって知恵を出しあい、施術をして良くはなりましたが、完璧な状態ではありません。テーピングも感覚が鈍るということで、しないで本番に臨むそうです。果たして踊れるのか…。

翌日、先生、ありがとうございます。踊れました!という報告がありました。よくあの状態で!!
その時はアスリートの精神力と回復力に心底驚いたものです。

スポーツにおいて上達するためには、厳しい練習に耐えながら、いかにケガをしないかという矛盾を乗り越えなければなりません。才能には恵まれていても、ケガに泣かされた選手は大勢います。私が経験した限りですが、一流と呼ばれるアスリートは、身体の質も一流であると感じた出来事でした。