どっちがいいの?

突然ですが、マッサージとあん摩の違いは分かりますか?
まず、心臓に向かっていく方を求心性といいます。
その逆で、心臓から遠ざかっていく方向を遠心性といいます。
教科書的には、マッサージは求心性で、あん摩は遠心性という違いがあるそうです。
(本当はマッサージとあん摩の違いはこれだけではありません)

しかし、ここで疑問なのは、どちらが正しいのかということです。
両者の、筋肉をほぐすという行為は一緒でも、進んで行く方向は真逆です。
一体、どちらの方が効くのでしょうか?

私の実感としては、どちらも効くと思います。
ただし、それは時と場合、人によって、効き方は変わってくるかもしれません。

身体は絶えず変化しています。
同じ人でも、その時によって求める刺激は違います。
気候等の環境の変化でも、適切な刺激は変わってきます。
強い刺激の方が効く場合もありますし、弱い刺激の方が効果的なこともあります。
方向についても同様で、どちらが良いとは実際は言えないと思うのです。

AIが将来、人々の仕事を奪うという話がありますが、施術に関する限り、かなり難しいでしょう。
例えば、最先端のどんなマッサージ機でさえ、人間の手による刺激には敵わないからです。
施術者は、その人の身体に合わせて、微妙に圧を変えています。
刻一刻と変わる身体に合わせた刺激の入れ方は、まだプログラムでは再現できないのです。

求心性か遠心性か、それに対してはっきりした答えを出すのは難しいかもしれません。
身体にはオーダーメイドの施術が一番なのです。