身体には価値がある
身体の機能は、代わりを探そうととすると非常に高額です。
例えば、心臓の手術で使用され、心臓の代わりをする人工心肺は一台6000万円です。
手術中は技師がつきっきりで操作し、血流の調整を行います。
しかし、人工心肺は完全に心臓の役目を果たすわけではありません。
血圧の調整難しさや血栓による梗塞のリスクが、どうしても残ってしまいます。
また、腎臓の代わりをする人工透析は、1か月あたり40万円の費用が掛かります。
しかし実際問題、本人にとっては金額以上の負担に感じるでしょう。
まず、透析をしやすくするために、腕にシャントを形成する手術を受ける必要があります。
さらに、食生活にも気を付ける必要がありますし、多くの時間と体力も奪われます。
肝臓は、2000種類の酵素を含み、解毒やタンパク質の合成といった500種類以上の代謝を行っています。
肝臓は重さが約1000~1200gの器官ですが、機能を再現しようとすると巨大化学工場が必要になります。
これを金額に換算すると、数十億円の価値に置き換えられるでしょう。
肝臓の研究も進んできてはいますが、人工的に再現することはまだまだ難しいのが現状なのです。
これらの例のように身体には大変な価値があります。
しかし、残念ながら多くの人は、この価値ある身体に気付かず、身体を粗末にしています。
多少痛くても、無理をして仕事をする。
不必要にスマホをいじり、日々、睡眠時間に影響している。
キチンとした食事ではなく、毎食インスタント食品で済ませている。
例をだすとキリがありませんが、これらによって身体の価値はどんどん削られます。
身体があるからこそ、私たちは色々なことを体験し、味わうことが出来ます。
お金があっても、それを使うことができるのは身体を通してのみです。
身近過ぎて忘れていますが、私たちの身体こそが、本当の宝物なのです。

