科学的ではない世界
背骨と神経の関係は、整体の世界では常識です。
例えば、上部胸椎は心臓や肺と関係があり、下部の腰椎は腸の働きと関係します。
それこそ、カイロプラクティックは背骨の調整を土台としたアメリカの整体です。
しかし、意外かもしれませんが、科学的にはあまり証明がされていません。
もちろん、背骨の調節には土台となる理論があります。
カイロプラクティックでは、神経と背骨の関係を徹底的に掘り下げ、分厚い本が何冊も書かれています。
しかし、エビデンスという部分で見ると、科学的な評価は不安定なのが現実です。
私が臨床の現場に出ていて思うのは、やはり背骨と神経には関係があるだろう、ということです。
実際、背骨を調整すると背中は驚くほど柔らかくなりますし、内臓も活発に動くようになります。
自律神経もリラックスするので、患者さんが施術中に寝てしまうことも、決して珍しくはありません。
施術は薬とは違います。
薬であれば成分が決まっているため、ある程度データは均一かもしれません。
しかし、施術の場合、術者の技量が結果が変わってきますし、受け手側の状態でも結果が違ってきます。
また、施術とは単なる技術だけではなく、裏ではエネルギー的なやり取りも行われています。
今の科学では、すべてを検証できるほど、道具が揃っていないのです。
エビデンスがすべてなら、この医療費の増大をどう説明するのでしょうか。
ちょっと前の医学は、血を抜く『しゃ血』が一般的で、当時はそれが科学的であると言われていました。
科学的が、科学的であるかどうかは、その時の時代によって変化するのです。
現在、実は治癒力の証明もされていませんが、それに頼っているのが今の医学です。
エビデンス全盛ですが、そこには大きな矛盾が横たわっているのです。

