癖になる?
先日、とある患者さんから、施術が癖になりそうで怖いというお話を聞きました。
当院にとってはありがたいお言葉ですが、それと同時に違和感も覚えます。
なぜ施術に対して怖さを感じるのでしょうか。
癖になるという慣用句には、マイナスのニュアンスが含まれます。
悪い習慣が前例になる、といったような意味合いです。
恐らく、施術を受けて楽になったために、辞められなくなったらどうしようということなのでしょう。
そういった意味であれば、それは全くの杞憂です。
当院の施術は、その人の持っている治癒力に働きかけるものです。
大抵の場合、症状を自覚している時には、何かしらのゆがみが生じています。
それは、負担となっている物理的な障害であり、症状を引き起こす直接的な原因です。
施術によって身体のバランスが整うと、身体の負担が減って、エネルギーの浪費がなくなります。
そうすると、今度はそのエネルギーを、治癒のために使うことができるようになります。
そうなっていけば、どんどん負担のかかりにくい体になるでしょうし、回復が早い体になるでしょう。
癖になるどころか、むしろ、だんだんと施術が必要なくなるのではないでしょうか。
施術は、薬のように、副作用のあるものではありません。
また、マッサージのように組織を傷つけることもなく、筋肉が固くなっていくこともありません。
安心、安全な、健康を賦活するためのツールです。
癖になってしまうという気持ちの裏側にあるのは、きっと身体が欲している欲求です。
身体は常に良くなりたがっているのです。

