自律神経から思うこと
私たちは意識をしなくても、体温を調節をしたり、食べ物を消化・吸収することができます。
身体の働きにおいて、私たちがコントロールできるのはごくごく一部です。
身体の多くの機能は、自律神経によって調節されています。
自律神経には、活動時に優位になる交感神経と、安静時に優位になる副交感神経があります
二つの神経がうまく切り替わることによって、身体は正常に機能しています。
どちらが良いとか、どちらが悪いとかいう話ではありません。
自律神経失調という状態があります。
これは交感神経と副交感神経の切り替わりがうまくいかなくなる状態です。
だるさや不眠、頭痛や動悸、息切れなど、その症状は様々です。
また、情緒不安定やイライラしやすい、不安感などを精神的にも影響します。
この自律神経の失調は、多くの場合、ストレスが関係しています。
しかしストレスとは一体何なのでしょう?
そもそもストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。
そして、それを判断しているのは脳です。
脳が不快と判断した刺激が、ストレスとして認識されます。
休息時に優位になる副交感神経は、脳から直接出る神経です。
そのため、ストレスを受けると、副交感神経はその働きが大きく低下します。
身体が常に活動状態に傾き、身体が休まりにくくなってしまうのです。
現代人は不眠症で悩む人が非常に増えています。
即ち、それは自律神経の失調であり、いかに多くの人がストレスに悩まされているかを物語っています。
私は健康について考える時、現代は果たして健全な状態なのだろうかと疑問を抱いてしまいます。
現代において、なぜ自殺者が増え、不調で悩む人が増えているのでしょうか。
便利とは、人々に恩恵だけをもたらすものではないのかもしれません。

