バカにできない技法
皮膚をつまむ。
単純な技法ですが、これが驚くほどの効果を出すことがあります。
悪いところや痛いところの皮膚は、つまむと痛みを感じます。
痛みのセンサーは、真皮、筋膜、関節包に多く分布しています。
痛みは神経を介して脳に伝えられますが、この支配神経は周辺の皮膚や関節と同一のものです。
そのため、一見関係が無さそうな皮膚にも痛みを感じるのです。
また、痛みを感じる部分の筋膜は、多くの場合固くてタイトです。
身体は、筋膜を介して三次元的なつながりを持っているので、表層の皮膚にも緊張が伝わります。
そのため、皮膚が張って、つまみにくくもなるのです。
この状態を放っておくと、皮膚と筋膜が癒着し、非常につまみにくくなります。
また、動きの制限の原因となり、強い痛みも感じるようになります。
しかし、こういった時こそこのつまむ技法の出番です。
最初は痛いかもしれませんが、だんだんと柔らかくなり、痛みも変わってきます。
そして、だんだんと痛かったのが気持ちよく感じるようになります。
そうなればしめたもので、恐らく、後の身体の変化に驚くことでしょう。
最近、患者さんに使う機会があり、改めてこの技法の素晴らしさを知りました。
簡単な技法と言ってもバカにはできません。
誰でも出来る、私のオススメのセルフケア法です。

