その元々を考える

私たちは誰一人として同じ人間はいません。
身体も心も、それぞれが別のものを持っています。

調子が悪くて病院に行くと、○○だという診断がされます。
それは、血圧が高ければ高血圧という、医学上のラベリングです。
高血圧は、他の病気のリスクが高まる要因であると言われています。
薬によって血圧を下げることは、健康、とても意味があることでしょう。

しかし、なぜ血圧が上がってしまったのか。
今の医学は、その元々の原因を考えるという視点が抜け落ちています。
薬によって血圧は下がるかもしれませんが、それは対処療法です。
血圧の薬は一生飲み続けなくてはならないと言われるのは、そのためです。

例えば、動脈硬化によって血管のしなやかさがなくなり、そのために血圧が高くなってしまったとします。
それでは、なぜ動脈が固くなってしまったのでしょうか。
それは、油を摂り過ぎたことによる弊害かもしれません。
または、身体の掃除役である免疫系が、うまく働いていないせいかもしれません。
もしくは、そもそもの糖の代謝が低いせいかもしれません。
同じ高血圧であっても、その身体の中で起こっていることは、恐らく、各人各様です。

人間は複合的な存在であり、有機的な生命体です。
○○と分類されて治療されるのは、本来不自然なことです。
生きるバランス、身体のつながり、身体の個性を考える。
それこそが、医療の更なる進歩のための道なのではないでしょうか。