最強の野菜

最強の野菜とは何でしょう?
私は個人的にはニンニクだと思っています。

ニンニクにはビタミンBやリン、カリウムなどのミネラル分も豊富に含まれています。
また、その中でも特筆すべきはアリシンという成分です。

アリシンには、血液をサラサラにして高血圧や動脈硬化などを防ぐ効果があります。
アリシンの分解過程で生成される二硫化アリルには、血液が固まるのを抑制する働きがあります。
玉ねぎを食べると血液がサラサラになるといいますが、これは二硫化アリルが含まれているからです。

また、アリシンにはビタミンB1の吸収を手助けする働きがあります。
ビタミンB1は疲労回復に効果があるとされているため、滋養強壮効果が期待できます。
これがニンニク=スタミナの正体です。

さらに、アリシンには強い殺菌作用があります。
この作用はとても強く、ウィルスにも効果があるということです。
アメリカのがん研究所の発表では、抗がん作用があることも報告されています。

しかし、ニンニクは多量に摂取すると危険です。
剰摂取は赤血球を破壊する原因にもなり、胃や腸の粘膜を傷つけて炎症を起こします。
また、アリシンにとっては善玉菌とウィルスの区別はありません。
その強すぎる殺菌作用によって、食べ過ぎてしまうと下痢や腹痛の原因になります。

実際に動物はニンニクを食べることができません。
二硫化アリルが赤血球を破壊してしまい、貧血を起こすからです。

人間にとってニンニクの香りとは、非常に食欲がそそられるものです。
その食欲故、人間はニンニクを食べられるように進化し、結果的に毒を薬に変えてしまいました。
毒を持って毒を制すと言いますが、毒であったからこそ、最強の野菜なのかもしれません。