あちらを立てればこちらが立たない
病院でカルシウムが足りていない。
もしそう言われたのであれば、多くの人はカルシウムの摂取を心がけるでしょう。
その方法としては、乳製品を多くとる、カルシウムのサプリを取るというのが一般的でしょうか。
しかし、何事でもそうですが、多くあれば良いというものではありません。
身体の中で、適度なバランスが保たれていることが一番重要です。
例えば、骨の密度が低下する骨粗しょう症という病気があります。
骨が弱くなる疾患のため、そういった場合、医師からはカルシウムの薬が投与されるでしょう。
しかし、カルシウムが低いというのは骨粗しょう症の所見であって、根本的な原因ではありません。
その証拠に薬を飲み続けていても、あまり改善が見られないというのが実際のところなのです。
そもそも、若い時に比べて身体が弱くなるのは仕方がないことです。
身体はその時その時に合わせて、姿かたちや組成を変えます。
多くの場合は年と共に運動量が減るため、身体はその適応のために無駄なものをそぎ落としていきます。
運動が足りず、身体が不必要と判断した結果が骨密度の低下なのではないでしょうか。
カルシウムは筋肉の収縮の際にも必要なミネラルであり、決して骨だけに効く訳ではないということです。
副作用として、心疾患や認知症、または骨棘の形成などの危険もあるということです。
何事も良いことだけ、悪いことだけということはありません。
新しいサプリが出ると飛びつきがちですが、その両面について考えるべきなのです。

