違いは何?

私は奥さんの仕事の関係で、人よりも洋菓子を食べる機会が多いです。
いずれも、きちんとしたお店のお菓子で、贈答用のそれなりの値段のものです。

はやり、高い物は良い気がします。
パッケージもオシャレなものが多く、見た目にも高級な雰囲気が漂います。
食べても、美味しいだけではなく、風味が豊かだったり、やはり市販のお菓子とは一味違います。

しかし、だからと言って安いお菓子がマズいかと言ったら、全然そうは思いません。
3000円の方が美味しい気がするけど、自分で買うなら300円の方を選びます。
300円のクッキーと3000円のクッキーを比べた時、10倍美味しさが違うとは思いません。

物の値段は、材料費や人件費など、それを作るためにかかった費用の積み重ねで決まります。
高い物は良い材料を使っているとは思いますが、それだけで10倍の差が生まれるとは思いません。

逆に3000円のクッキーを買う時はどんな時でしょうか?
ちょっと贅沢したい時、プレゼント用など、普段とは異なるシチュエーションではないでしょうか。
包装がオシャレなものを選び、わざわざデパートに足を運んで購入する。
商品以外の体験やブランドといった付加価値が、その価格差の実態でしょう。

同じように整体にも価格の幅があります。
安いところだと1時間2980円、高いところだと知る限り10万円というところもあります。
もちろん、2980円と10万円では効果や満足度は全く違ってくるでしょう。
しかし、これが1万円と10万円であれば、私はそこまでの違いはあるのかが疑問です。

1万円以上の料金に設定するのであれば、やはり自分に腕があることが前提になります。
そして前後の変化を出すことはもちろん、その他の部分でも相手に満足してもらわないといけません。

高級店はブランディングが上手です。
施術者は華々しい経歴を語り、提供する技術がいかに特別であるかを演出しています。
そして相手に、こんなすごい人の施術が受けられるといった特別感を提供しているのです。
その他、立地やお店の雰囲気、説明やアフターケア、色々な情報を提供することで価値を高め、総合的に満足感を高めているでしょう。

私自身は、そういったこと付加価値には興味がなく、結果を最重視しています。
値段は5000円ですが、むき出しのままクッキーを提供しているといったイメージでしょうか。
院内は、清潔感や統一感があれば良いと思っていますし、華美なサービスをしたいとは思いません。
根っこには、通いやすい価格で、多くの人に元気になって欲しいという大きな想いがあります。

高くてうまいは当たり前ですが、私は安くてうまいになりたいと思っています。
さすがにこれ以上安くするつもりはありませんが、多くの人に元気になって欲しいのです。
私にはその力があり、その力をふるわなくてはならないという役目があります。

高いお店にだって、決して内容で負けているとは思いません。
気軽に利用できる街の名店になりたいと、私は思っています。