賢い使い方

患者さんの中には、特に症状がなくても来院される方がいます。
自分では分からないのでメンテナンスをして欲しいという理由です。
確かに調べていくと、無症状であっても色々な所見が見つかるケースがほとんどです。
身体がゆがんでいるにも関わらず、肩こりや腰痛を感じていないだけかもしれません。

何かの境界となる境目を閾値と言いますが、これは一人一人違います。
身体にとってこの閾値とは、体力に置き換えることができるかもしれません。
閾値が高い人は体力があるので、多少無理をしても崩れにくいでしょう。

しかし、身体への疲労は確実に蓄積しています。
無理をした後は本来、身体を労りリセットをするべきなのです。

これを放って置いたままにすると、センサーが反応しなくなっていきます。
感覚が鈍くなり、自分の身体の異常に気付けなくなってしまうのです。
これが、どこにも悪いところがない=ただ感じていないだけ、の正体です。

ギックリ腰や寝違えも、結局はそれまでの蓄積があります。
感じるのが急なだけで、身体への負荷は相応にかかっていたのです。
人間の身体はただお辞儀をしただけで傷めてしまうほど、やわではありません。

身体が良くなれば、より元気で健康でいられ、活動的になれるでしょう。
特に症状がなくてもプロに任せるというのは、実は賢い選択なのです。