結びつきに意味がある

上腕二頭筋、上腕三頭筋、烏口腕筋、上腕筋、三角筋。
これらは上腕、いわゆる二の腕の筋肉です。
男性であれば、カットがキレイに出た三角筋や、盛り上がった上腕二頭筋に憧れを抱くと思います。

これらは筋肉をかたまりごとに分け、それぞれの特徴ごとに名前を付けたものです。
上腕二頭筋は二つの筋肉のかたまりを持つ筋肉で、上腕三頭筋は三つのかたまりを持つ筋肉です。

しかし、これらはあくまでも人間が便宜上、名付けたものです。
機能を考えると、個別の筋にはそれほど意味はありません。
大事なのは筋収縮の協調した連動ができるかどうかにあります。

身体のシステムには一つとして切り離されたものはありません。
筋肉は単体では収縮することが出来ず、その機能は神経系によって制御されています。
また、筋肉が収縮できても、骨という構造物がなければ動くことはできません。
筋肉の動きを制御している神経系は、内臓や体の感覚を脳にフィードバックしています。
そして、その働きは血管系による栄養の供給がなければ始まりません。

体のつながりは骨や筋肉だけの単純なものではなく、それぞれが相互に機能的に結びついています。
体内における情報の伝達は、非常に綿密かつ精密なのです。

症状とは情報伝達のエラーであり、筋収縮の協調がうまくいっていないことの結果です。
痛い場所は原因の末端部であり、身体で起きた異常の一部に過ぎないのです。