検査は絶対ではない

検査で異常が見つかったしかし、何も自覚する症状はない。
果たしてこれは、異常なのでしょうか?

先日の患者さんは、めまいや息切れ等の貧血の自覚症状は特にありません。
ただ、血液検査で数値が低いとのことで、鉄剤を処方されたそうです。

しかし、すでに2か月間飲み続けてますが、改善の気配はありません。
逆に、鉄剤を飲むと気分が悪くなることを感じていました。
医者からは鉄剤の量を増やすことを提案されたそうです。
これは本当に貧血なのでしょうか?

身体には個人差があります。
標準とは、あくまでも統計学に基づいた数値であり、絶対的なものではありません。
特に不調を感じていないのであれば、その人はそういう身体なのかもしれないのです。

調子が悪くて病院に行ったけど、原因が分からなかった。
これは、決して珍しいケースではありません。
つまり、検査で分かることはとても限定的であるということです。

漢方薬は効くまでに時間がかかる。
決してそんなことはなく、1週間も服用すれば、効いている実感が感じられるでしょう。
しかし、思い込みによって、効果を感じられないまま飲み続けている人の、いかに多いことか…。

医者の言いなりではなく、自分で考える。
医学に関しては、なぜか医者の言うことは絶対と思っている人が多いですが、神様ではありません。
うまくいくこともあれば、間違うこともあります。

データはあくまでも脇役であり、主役は自分の感覚です。
医者の意見はあくまでも参考程度に留め、最後は自分の感覚を信じること。
自分が感じていること真実であり、一番大事なのです。