それでいいのか
「骨なし魚」養殖で魚食文化復活を
琵琶湖まで徒歩5分。滋賀県立大学のキャンパス内にある水産学研究室で、「骨なし魚」が養殖されている。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF01BTS0R00C21A6000000/
率いるのは、環境科学部で淡水魚の研究を専門とする杉浦省三教授。
若者の魚離れの理由に骨の存在があるという調査を耳にし、3年前から研究を始めた。
「骨なし」と言っても骨そのものをなくすのではなく、特殊なエサを与えて骨を軟らかくする。
骨を取らなくても、焼き魚などでそのまま食べられるという。
1年前には養殖したコイの稚魚を学生に試食してもらい、その結果を日本水産学会で発表。
昨年7月には滋賀テックプラングランプリで企業賞に輝いた。
何だか違和感を覚えるニュースです。
若者の魚離れとは、本当に骨だけが原因なのでしょうか。
和食と言えば、焼き魚や煮物、みそ汁、漬物といったメニューが頭に浮かびます。
上記のような和食は作るのにも時間がかかり、忙しい現代人向けではありません。
わざわざ魚を食べなくても、選択肢が多数存在する飽食の時代です。
ライフスタイルの変化が、一番大きな魚離れの原因でしょう。
私がこのニュースを怖いと思ったのは、わざわざ骨が柔らかい魚を育てているという点です。
人間で考えれば、骨がスカスカな骨粗しょう症の人を、わざと作っていることと同じです。
研究者には悪いですが、この研究が賞を獲得し、多くの人の賛同を得ていることにも私は恐怖を感じます。
人間は食べ物から栄養だけを得ているのではなく、同時に生命力も得ています。
骨が柔らかい魚は、人間のエゴを満たすためにに不健康な状態にさせられた魚です。
人工的に不健康にされた魚のどこに生命力があるのでしょう。
病気の魚を食べて健康になれるとは、私には到底思えません。
食の根本にある大事なことを忘れています。
私たちは食べることによって、その命を、その生命力をいただいているのです。

