内ももと泌尿器の関係
足の内側には骨盤内の臓器との神経的なつながりがあります。
とある学会での発表では、内ももの刺激で高齢者の頻尿が改善したとの報告がありました。
先日放送されたNHKの東洋医学の特集でも、これと同じような試みがありました。
頻尿で悩む高齢者に対し、美顔ローラーで股間付近をコロコロ刺激するという実験です。
あくまでもテレビの中での報告ですが、やはり尿の回数が減少したそうです。
これについて科学的にも説明をすることができます。
股間や内ももには、坐骨神経痛で有名な坐骨神経の枝が伸びています。
いわゆる座骨神経痛の神経ですが、尿の出方にも関係がある神経です。
このため、この部位の刺激によって尿の出方が変化したと解釈することができます。
また、内ももの筋肉を鍛えることでも同様の効果があります。
これも神経的な流れをたどると、内ももの支配神経は骨盤底筋という筋肉が伸びています。
骨盤底筋は、膀胱や尿道に関係する筋肉です。
さらに肛門を閉じる動作を加えるとより効果的かもしれません。
歳をとると泌尿器関連の問題が多くなるのは、内ももの筋肉が衰えることも一因です。
電車の座席で足を開いて座っている高齢者は、恐らく泌尿器関連に衰えが見られるはずです。
自分のためにも周りのためにも、電車内ではきちんと足を閉じて座ることをおススメします。

