体の意図
降圧剤でもスタチン(コレステロール薬)でも発症・悪化…名医すら手を焼く「薬剤性」認知症の知られざる実態
「薬剤性認知症、これが現代医学の大きな問題の一つだと思っています」
そう訴えるのは千葉県市川市に「市川フォレストクリニック」を開業した松野晋太郎医師だ。
松野医師によると、降圧剤(血圧を下げる薬)や胃薬で認知症を悪化させてしまう人が跡を絶たないのだそうだ。
一体どういうことなのか、ご本人に真意を聞いた。
ドーパミンは神経伝達物質として働く物質です。
脳内では、心地よさを感じる脳内報酬系という働きにおいて、中心的な役割をしています。
しかし、ドーパミンは脳以外でも多くの機能を担っています。
例えば、血管の拡張や、胃の運動など、その働きは多岐に渡っています。
薬に作用と副作用があるのは、体において単一の働きをする物質は存在せず、それぞれが色々な作用を持っているからです。
現代におけるコレステロール薬は大きな利権です。
現代医学では、コレステロールの増加は、動脈硬化を発症するリスク因子と言われています。
そのため、健康診断等で基準値を超えているのが発見されると、自覚症状がなくても薬の服用を勧められます。
しかし、コレステロールは体にとって必要な物質です。
細胞を維持するためにはコレステロールが必要であり、ホルモンの材料等、多くの働きを担っています。
特に、脳はコレステロールの塊とも言える器官で、コレステロールの存在が欠かせません。
コレステロールは脳や神経系に多く存在し、脳の機能の発達や維持に重要な役割を果たしています。
脳の情報を体の各部に伝達するには、コレステロールが不可欠です。
コレステロール値が上がるのは、脳を守る、何か重要な働きがあるからなのではないでしょうか。
また、血圧が上がるのも、必要な血流を確保するためと考えられないでしょうか。
どちらも、加齢による変化を補うために、体がわざとそうしている。
こう考える方が、自然なように感じます。
数値だけに注目してしまうと、せっかくの体の反応が無意味になってしまいます。
薬剤性認知症とは、まさにそういったことなのではないでしょうか。

