脱臼とは

大谷翔平は左肩亜脱臼も軽症か スライディングで負傷、精密検査へ…試合終了2分後に帰宅

ドジャース・大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、山本由伸投手(26)が先発したワールドシリーズ第2戦の本拠地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、二盗を試みてスライディングした際に左肩を負傷した。
試合終了約2分後には私服に着替えて球場を後にした。
ロバーツ監督は左肩の亜脱臼だったと説明したが、筋力や可動域などに大きな問題はなく軽症である可能性が高いと強調。
今後精密検査を受ける見込みだ。

大谷選手は、スライディングの際に勢いがつき過ぎて、そのまま肩が持っていかれてしまったようです。
本人は外れたかもと言っていましたが、亜脱臼とのことなので完全に外れてしまった訳ではないようです。
完全脱臼なら大変でしたが、とりあえずは不幸中の幸いと言ったところでしょうか。

ツイッターを見ていると、外れたならハメめれば良いとの安易なコメントが目立ちました。
過去に高校野球では、試合中に脱臼した選手の肩を監督が整復したということがあったようです。
確かに、外れた肩は戻す必要があるのですが、それで治るのかというと事はそう単純ではありません。
脱臼とは一体どのような状態なのでしょうか。

脱臼は、関節が外れて骨が正常な位置からずれてしまった状態を言います。
関節が少し外れてしまった状態を亜脱臼、完全に外れてしまった状態を完全脱臼として区別しています。

関節は通常、ただ関節にハマっているだけではありません。
周りを靭帯や筋肉で補強しているような構造で、簡単には外れないようになっています。
そのため、単純に肩が外れたという話ではなく、周りの組織も大きく傷ついているのです。

肩は他の関節に比べると自由度が高い関節です。
そのため、安定性といった部分では不安があり、脱臼しやすいといった弱点は仕方のない部分です。

今後の処置としては、アスリートであることを考えると恐らく手術になるのではないでしょうか。
手術の場合は、損傷した軟部組織や靱帯を縫合し、正常な構造に近づくように修正するのが一般的です。
その後、関節機能の改善や関節周囲の筋力強化等のリハビリをして、元に戻していくことが目標になります。

脱臼の整復は、正しく行わないと関節周辺の血管や神経などが傷ついてしまう恐れがあります。
医師だからと言って整復が上手であるとは限りませんが、念のために整形外科を受診することが大切でしょう。

残念ながら、今シーズンの活躍は絶望的なのではないでしょうか。
肘と肩という大きな不安を抱えてしまいましたが、大谷翔平ならそのハンデをも糧にしてくれるでしょう。
来シーズン以降の活躍に大きく期待したいところです。