適応と代償

私の父はアレルギー持ちです。
慢性鼻炎で、いつも点鼻薬が手放せません。
鼻をかむ音が大きいので、実家にいた頃は、その騒音で喧嘩になったこともありました。

父は若い時はアレルギーはなかったそうです。
田舎の出身ですが、就職して、街で生活をするようになってからアレルギーが出始めたと言います。
田舎のきれいな環境から、都会の汚れた環境への変化によって、体が反応してしまったのでしょう。

体には、慣れる性質があります。
毒の中で生活していると、体が毒を受容してしまうのです。
しかしそれは決して無害になったわけではありません。
次第に体にはマイナスの影響が出てきてしまうでしょう。

化学物質、電磁波、放射線等…。
環境汚染は人類の歴史において最悪のレベルです。
しかし、現代人が一見普通の生活をしているのは、やはり適応してしまっているからでしょう。

極端な話、チェルノブイリで暮らす人たちは、汚染に適応しているため、ある程度普通に生活することができます。
しかし、空気のキレイなところから来た人は、早死にしてしまうそうです。

アレルギーやガン、自己免疫疾患は近代化が進んできたことで増えた病気です。
便利には犠牲にしているものがあることを、私たちは肝に命じておかねばなりません。