利き手の不思議
10人に1人──「左利き」は身近なマイノリティー 急須や調理器具…どんな不便が? 教育現場では変化も
「利き手がどのように、いつ頃決まるのか。多くの脳を診断してきた、加藤プラチナクリニックの加藤俊徳医師に聞きました」
「加藤医師によると、0~2歳で決まります。0~2歳は両方の手を使いますが、だんだん無意識に使いやすい方の手を使う割合が増えてくるそうです。個人差はありますが、平均的に2歳過ぎから見た目で違いが出てくるということです」
「左利きは(全体の)1割ですが、LGBTQ+の人口もざっくり1割くらいと言われることが多いです」 「そう思った時に、世の中に当たり前に左利きの人もいるし、障害のある人やLGBTの人もいろんな人がいるから、その人たちの『ちょっとこういうところが不便なんだな』ということを知るのは大事だなと思いました」
利き手が決まるメカニズムはまだ完全には解明されてはいません。
現在、遺伝的な要因、環境的な要因、脳の言語野の影響によるもの等の関連が言われています。
私の妻は左利きです。
そして、私の息子も左利きです。
遺伝による利き手の決定の可能性は25%と言われています。
これだけを見ると、この確率は0.0625%ですが、これはたまたまなのでしょうか?
サルの利き手についても調べてみました。
利き手は、餌を掴む、道具を使う、毛づくろいをするなどの行動を観察し、どちらの手を多く使うかを記録したそうです。
それによると、ニホンザルなどでは左右ほぼ均等であるという研究結果出ているそうです。
この結果を考えると、現代の右利きに優位な環境というのは、ウェイトが大きいのかもしれません。
不思議なのは、どの宗教、文化においても、右には優位性があることです。
キリスト教では、右は神聖なもの、左は不吉なものとしています。
イスラム教やヒンズー教でも、左手は不浄なものと捉えられています。
多くの文化圏で右は”正”、左は”誤”という概念が存在しています。
文化的背景も考えると、何か大きな意味があるようにも感じます。
利き手の決定には、大きなメカニズムが働いているのかもしれません。

