足のトラス構造

トラス構造とは、三角形を組み合わせた構造です。
強い強度と安定性を誇るため、タワーや橋、バイクのフレーム等、様々な構造物で用いられています。

この構造を利用しているのは、人工物だけではありません。
人体のパーツにもトラス構造は利用されています。その代表的格は足裏です。
足裏は強い力がかかる場所であるため、トラス構造によって足を安定させているのです。

しかし、トラス構造にも弱点があります。
少しでも三角形が崩れてしまうと、途端に強度が弱くなってしまうのです。
扁平足は様々な足の疾患の原因になりますが、それはこの構造が崩れてしまうからです。
外反母趾、足底腱膜炎等、足の疾患の原因と言っても過言ではありません。

それでは、なぜトラス構造が崩れてしまうのでしょう。
捻挫等の外傷はもちろんですが、骨盤のバランスの不具合、膝や股関節の制限、胸郭の代償等、原因は様々です。
外傷の場合、足底板の使用でぐっと良くなりますが、その他のケースでの改善は、一時的です。
あくまでも足底版は対症療法であり、使用することでかえって、体が歪んでいく可能性があります。
本質的にはアーチを失っている原因へのアプローチが必要でしょう。

オステオパシーでは、構造と機能は相互関係にあると考えています。
足のトラブルの多くは、トラス構造の崩れによる、機能の喪失によるものなのです。