シャクヤクの匂い

立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリのよう。
この言葉は、立っても、座っても、歩いても、姿が魅力的な美人の人を表現したことわざです。
いずれの花も遠目からでも目を引く派手さがあります。

先日、花屋さんに行った際、ちょうど時期ということでシャクヤクを購入しました。
玄関に飾りましたが、さっそく雰囲気が明るくなって、さすが美人に形容されるだけのことはあるなと思いました。

しかし、しばらくすると玄関から妙な匂いがしていることに気づきました。
何だか生ごみのようなイヤな匂いがするのです。
最初はキッチンからしているのかと思いましたが、どうやらシャクヤクがその原因のようでした。

一般的にシャクヤクは良い匂いとされていますが、それは品種によるようです。
私が購入したものは決して良い匂いとは言えず、どちらかというと腐臭に近いような匂いです。
慌てて玄関に飾るのはやめて、換気扇の下に、回しながら置くことにしました。

臨床においても、見た目はすごく美人なのに、体を触るとものすごく悪いという人がいます。
キレイなものは見ているだけで丁度よい。
今回、シャクヤクの体験から、ふとそんなことが頭に思い浮かびました。