この間聞いた話

最近、首が痛い。
だけど、ずっと痛いわけではなく、痛くないときもある。
仕事中は意外と平気で、終った後がしばらく痛い。
布団で寝ていて、急に痛みを感じることもある。
それが、もう1ヶ月くらい続いている。

気になって整形外科に行ったが、検査をしても特に異常は見つからなかった。
病院にいる間は痛くなかったので、症状を伝えようにもちょっと困ってしまった。

医師に肩を触られ、
コリから来ているんでしょう。
湿布を出すので様子をみてくださいと言われた。

その後、湿布を貼ったり、マッサージにも行ってみたけど、あんまり変わらない。
コリはゆるんだはずなのに、なんで良くならないんだろう…。

自分のことだと思った方もいたかもしれませんが、このケース、決して珍しくはありません。

診断をするにあたって、骨の変形や筋肉の固さに注目することはとても大事です。
しかし、もっと大事なのは、機能がきちんと果たせているか、協調して動いているかどうかです。
腰の曲がった老人のすべてが、腰痛を感じているわけではありません。
ただコリや変形だけを見ていても、症状の改善は難しいでしょう。

機能と構造は相互関係にあります。
症状が出ているのに、身体に何もないということは絶対にありません。
関節の動き、お腹の固さ、胸郭の動き、頭の緊張等、どこか正常ではない動きのポイントは必ずあります。
それは、決してレントゲンには映らない情報です。

痛いところだけを見て、そこに○○痛とラベリングするだけなら誰にでもできます。
そうではなく、身体の異常を探し原因を改善することこそ、プロの姿なのではないでしょうか。