毒にも薬にもなる
自宅で栽培の「ユウガオ」を食べた2人が食中毒 下痢や嘔吐、腹痛を訴える 苦味成分のククルビタシン類による症状と一致
長野市内の自宅で栽培したユウガオを食べた60代の夫婦2人が下痢、嘔吐、腹痛などの症状を訴え、長野市保健所は食中毒と断定しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dce3a559a2d5833ee6b05d9fbc8d32ccfca5f00e
2人は快方に向かっているということです。
6月27日午後2時頃、市内の医療機関から「苦味の強いユウガオを食べて体調不良を呈した患者を診察し、食中毒が疑われる」旨の連絡が市保健所にありました。
保健所によりますと、60代の夫婦2人は27日の朝食に自宅で栽培した「ユウガオ」を エノキやニンジンなどと煮込み、汁物として食べたところ、下痢、嘔吐、腹痛の症状を訴えたということです。
患者の症状はユウガオの苦味成分のククルビタシン類による症状と一致、また、医師の診断から、保健所は苦味の強いユウガオを原因とする食中毒と断定しました。
ククルビタシンは苦みの成分です。
苦いきゅうりやズッキーニに当たったことはないでしょうか?
苦味の原因はウリ科に含まれるククルビタシンであり、成分の含有量が多い個体です。
あまり食べない方が良いのは、味覚と毒性、両方の理由からでしょう。
しかし、ククルビタシンは薬としても利用されています。
多量に摂取すると問題を起こしますが、適量であれば、血糖値や血圧を下げる効果があります。
また、ククルビタシンには肌の美白効果もあるため、きゅうりパックは非常に理にかなっています。
まさに毒にも薬にもなるの典型例です。
それでは、ウリ科の植物で、そもそも苦味の強いゴーヤは安全なのでしょうか?
ゴーヤにもククルビタシンは含まれていますが、苦み成分の大半はモモルジンという無害な成分です。
こちらの苦味成分は悪さをすることはありませんのでご安心ください。
最近の研究では、ククルビタシンは抗がん物質としても注目されているそうです。
このニュースでは悪者ですが、使い方次第では非常に有用な植物なのかもしれません。

