門出を応援する理由
今日は娘の通う中学校の卒業式です。
北千住でも朝歩いていると、はかま姿の女性をチラホラ見かけます。
そういった時、私は、心の中で新しい門出を応援しています。
最近は新卒の待遇も良くなり、初任給から30万円貰える企業もあるそうです。
経済が停滞し、適正な賃金アップがされていなかったことを考えると、これは正しい流れでしょう。
しかし、この業界は、そういった景気の良い話とは無縁の世界です。
先日、ツイッターを見ていたら、新卒の給与が19万というツイートが流れてきました。
20年前の話ですが、新卒時に勤めた整形外科の初任給は20万円でした。
さすがに19万は低すぎると思いますが、個人で経営しているサロンだと仕方がないかもしれません。
特に、真面目にやっているサロンほど修行という感覚が強いため、賃金が低い傾向にあります。
学校で学んできたと言っても、最初は何もできないし、色々と出来るようになるためにはどうしても時間が必要です。
体力がある企業ならまだしも、小さな規模の商売だと出したくても出せないというのが正解でしょう。
経済規模の小さな仕事は、どんなに素晴らしい技術を持っていても、どんどん先細りになっています。
伝統工芸の仕事に携わる方に聞きましたが、需要の減少、材料費高騰で、今は非常に利益が出にくいと言います。
技術が軽んじられ、安ければ安いほど喜ばれる傾向もそれに拍車をかけます。
それでも、自分が辞めたら技術が途絶えてしまう職人の意地で、身を削りながら仕事をしているそうです。
価値観の軸がお金にシフトしてしまった現代では、それも仕方のない流れです。
私も、お金を稼ぎたいならおススメしませんが、やりがいを求めているならこれ以上ない仕事だと思います。
そういった現状を知っているからこそ、業界を志す新しい門出を、私は応援せずにはいられないのです。

