スティーブンス・ジョンソン症候群

スティーブンス・ジョンソン症候群とは、薬や感染症等が原因で、高熱や重篤な粘膜、皮膚症状が現れる病気である。
医薬品が原因になることが多く、抗生物質、解熱消炎鎮痛薬、抗てんかん薬等、幅広い医薬品で起こる。

【原因】
原因としてもっとも多いものは医薬品である。
その他、一部のウイルス感染やマイコプラズマ感染が原因になることもある。
原因となる医薬品の種類は幅広く、抗生物質、解熱消炎鎮痛薬、抗てんかん薬等、様々である。
一種のアレルギー反応であると考えられているが、詳しい発症メカニズムについては不明である。

【症状】
発熱などの全身症状、粘膜症状(目、口唇・口腔、外陰部のただれ)、皮膚症状がある。

薬が原因の場合は、原因となる医薬品を使用してから1〜3週間後に、発熱や頭痛、咳等と併せて、目、口唇・口腔、外陰部の粘膜に紅斑、びらんがみられる。
また皮膚病変は、全身に水疱、びらんを伴う紅斑あるいは赤紫色、褐色の斑が多発する。
症状の出現期間は、数日以内から1か月以上と個人差が大きい。

呼吸器や消化管の粘膜が障害されることもあり、その場合は副次的に呼吸器症状や消化管症状が伴う。

【検査・診断】
症状やきっかけとなりやすい医薬品の服用の有無、感染症の有無を基に医師が評価して診断する。
原因がはっきりしない場合は、薬剤添加リンパ球刺激試験やパッチテストを行うこともある。

【治療】
スティーブンス・ジョンソン症候群が疑われ、何らかの薬が原因と考えられる場合は直ちに疑われる薬の使用を中止する。
原則として入院するのが基本であり、ステロイド薬の全身投与、発疹の局所的な治療、目の症状の管理、呼吸管理、感染防止等の管理が行われる。
期間は症状によって異なるが、1か月以上に及ぶこともある。