薬が見失わせているもの
以前、ゴルフをする時に、必ず痛み止めを飲むという方がいました。
ゴルフをすると確実に腰が痛くなるので、前もって薬を飲んでおくというのです。
痛み止めを飲むようになってからは、スコアが安定し、プレイ後も服用するため、痛くならなくなったと言います。
痛み止めは、もう手放せないと話していました。
しかし、痛みは感じていませんでしたが、体を触ると、それはひどいものどした。
腰はガチガチに固まり、腰椎の動きがありません。
股関節も動きが悪く、ロボットのような固さです。
全体的に体の緊張が強く、体はそうすることで適応しているようでした。
私も施術者として、それは良くないということをアドバイスしましたが、残念ながら本人にはあまり伝わっていないようでした。
その後、お説教が続いたためか来院されなくなりましたが、最近、風の噂で腰の手術をしたという話を聞きました。
痛みは体からの危険信号です。
体は負担をかけて欲しくないから痛みを訴えるのに、ただ痛みだけを抑えて負担をかけ続ければ、当たり前に悪くなります。
何とかなっていたのは、ただ運よく壊れなかっただけ。
病はすべて、これと同じです。
薬を使えば楽にはなりますが、それで安心してしまうと、原因から遠ざってしまいます。
現代医学は、もしかすると病気の本質を見失わせているのかもしれません。

