手技療法家の言う悪いとはどういうこと?

昨日は月一回のオステオパシーのセミナーに行ってきました。
肝臓、胃、小腸等の臓器を、触ったり、動きをみたり、施術をしたり、深く学んだ一日でした。

オステオパシーでは内臓も施術の対象です。
施術を受けた方ならわかると思うのですが、内臓の状態を悪いとお伝えすることがあります。ちょっと誤解があるかもしれませんので、悪いのニュアンスについてご説明します。
確かに悪いと言われるとギクッとすると思います。例えば、心臓が悪いとお伝えすることがあるとします。普通、そんなことを言われたら、じゃあ心筋梗塞かしら?などと、過剰に心配してしまうかもしれません。だけど、それは決して内臓に病気があると言っている訳ではありません。そもそも、そういった診断をする行為は医師法違反です。

施術家は、その臓器の固さだったり、動きだったり、そういった質の部分を診ています。どの組織においても、柔らかく、固有の動きに偏りがないのが本来の状態です。そして、身体はすべて協調して動き、その中で機能しています。ある臓器に動きが失われると、その結果、他の部位に負担がかかり、何かの症状を引き起こす原因になるかもしれません。そういった本来の質が失われた状態を悪いと表現しています。悪いだけだと言葉が足りないですね。

相手が心配するので、あまり悪いという言葉は使わない方がいいとは聞いたことがあるのですが、慣れでついつい口に出してしまうことが多いです。私自身は今後はなるべく気をつけたいと思います。
手技療法家は、悪いをこんなニュアンスで使っているというお話でした。