頭の形は変化する

赤ちゃんの頭はへこむことを知っていますか?
誕生時、頭がい骨は45個の骨に分かれています。
あのへこみは泉門といいますが、生まれた時、骨はバラバラで、骨同士はくっついてはいません。
それは、産道を通るために、赤ちゃんの頭の骨が重なり合って小さくなるためです。
それぞれの骨と骨のすきまは膜でつながっているので、そのためにペコペコへこみます。

寝方が悪いと頭の形が悪くなると言われますが、頭の一部が押しつぶされると、確かに形がゆがんでしまう可能性があります。
2歳までにへこみは塞がりますが、頭がい骨自体の成長は30歳前後まで続くと言われています。

幼少期の頭のゆがみは成長と共に元に戻りますが、大人になってもそれが残っている場合はちょっと注意が必要かもしれません。
頭がい骨の内側は硬膜という膜で裏打ちされているのですが、この硬膜の固さによって、骨のパーツ同士がうまく癒合せず頭の形がいびつになることがあるのです。
この硬膜のゆがみの原因には、脳自体の何らかの異常、骨格の問題からの間接的な影響、感情や思考の影響、色々なことが考えられます。

教科書には頭がい骨の関節は動かないと書かれています。
しかし、オステオパシー的には、もともと膜だった組織は骨化した後も膜の性質が残ると言われています。
決して諦める必要はありません。
実際に、頭がい骨へのアプローチによって形が変化するのが、それを裏付ける証拠でしょう。

過去には、頭の施術によって頭がい骨が整った結果、集中力が出て成績が上がったという学生がいました。
聞いた話によると、その学生は、数か月後、無事に志望校に合格したそうです。

直接的ではないかもしれませんが、施術には人生を変える力があります。
これが施術のやりがいであり、やっていて良かったなと心から思える瞬間です。