ボキボキは手段の一つ
ユーチューブを見ていて、ボキボキ30連発という動画を見つけました。
サムネイルを見ると、どうやら整体師が首をボキボキと矯正する動画の編集版のようです。
チラッと見てみましたが、確かにその手際は鮮やかで、職人技を感じさせる技術でした。
私もさんざんされましたが、ボキっと鳴るとスッキリして気持ちのいい感じがします。
しかし、ボキっとしても音だけの場合もあります。
その時は良くてもすぐに戻ってしまったり、後で鳴らした場所に違和感を覚えるケースもあるのです。
ボキっ=結果ではありません。
骨は、ボキボキさせなくても矯正することができます。
骨を持続的に押し込む矯正法や、身体の持つ自然治癒力を利用したソフトな矯正法もあります。
どれが良いということはなく、状態に合わせて適切に用いるというのが本来の正しい選択です。
しかし、一番大切なことは、そこが他に対して大きな影響力を持つ”病変”かどうかということです。
ゆがみがあって矯正した場所が、二次的、三次的な病変だった場合、そこはあまり意味を持ちません。
結局、一番大きな原因に変化がなければ、時間の経過とともに戻ってしまうからです。
施術において一番大切なことは、身体に影響の大きい、ゆがみの場所を見つけることです。
そして、そのゆがみの場所は、骨だけに起きるとは限りません。
鳴らすのが上手い人が、治療が上手な訳ではありません。
影響の大きい病変を見つけることが出来る人こそ、良き治療家たるのです。

