増えている不妊
先日のWHOの発表によると、成人の6人に1人が不妊を経験しているそうです。
地域差や所得による等もほとんどなく、世界的にこういった傾向が見られるそうです。
実際日本の調査においても、
不妊について過去に悩んだ経験がある、または現在悩んでいると、
30~40代の女の30%が回答していますし、
不妊の検査や治療を受けたことのある夫婦は全体の18%存在するというデータがあります。
少子化が進む日本においても、大きな社会的な課題の一つと言えるでしょう。
結婚に対する価値観が変化し、晩婚化していることは理由にあるかもしれません。
生物学的に考えると、年齢とともに確実に生殖能力は低下していくからです。
しかし、世界的な影響であることを考えると、決してそれは大きな理由ではないかもしれません。
この50年間で、人類の生活は大きく変化しました。
日本で言うと、ちょうど高度経済成長の時代です。
冷蔵庫や洗濯機、テレビが普及していき、どんどん生活は便利になっていきました。
しかし、その反面、負の影響も人類は受けることになります。
様々な化学物質や電磁波によって、身体が悪くなっていったのです。
その証拠に、近代化以降は今までにはなかったような病気が増えていきました。
アレルギー、ガン、自己免疫性疾患、これらは近年特に増えている疾患です。
また、一説によると、人間の精子数は過去50年の間に50%あまり減少しているそうです。
私も臨床の現場において、身体の質の低下がますます進んでいるように感じます。
お腹が固く、内臓がうまく動けていない。
胸郭が固くなり、きちんと肺が膨らんでいかない。
泌尿科系の臓器がカチコチ。
動脈に弾力がなく、スムーズに伸びない。
そして一番恐ろしいのは、これらの身体の異変に自分で気付いていないということです。
この状態では不妊になるのも当たり前と言えるでしょう。
不妊治療では体外受精等をするのかもしれませんが、まず大事なのはその土台となる身体の状態です。
土が悪ければ、いくらタネを植えてもうまく育たないでしょう。
だから不妊治療をすれば良いのではなく、なぜ不妊になってしまうのか?
本当に大事なのはその目線なのではないでしょうか。

