汗の可能性

汗臭い。
一般的には不快な印象を与える匂いです。
しかし、この汗臭さには不安を軽減する効果があるようです。

スウェーデンの研究所の報告によると
社会不安症を持つ人が、
他人の脇汗に含まれる化学物質「ケモシグナル」を浴びながら心理療法を受けると、
普通に心理療法を受けた場合よりも不安の軽減効果が増大したそうです。

生物由来の化学物質である「ケモシグナル」は、人において体臭を形作る重要な成分と言われています。
ケモシグナルは汗に含まれ、汗をかくとこの物質が周囲に拡散されるそうです。

面白いのは、当人の感情がこのケモシグナルに乗って周囲に広まるということです。
過去の研究でも、恐怖や嫌悪感といったマイナス感情が汗によって伝播することが報告されています。

汗にはフェロモンの作用があると考えられていましたが、やはり何らかの作用があるのでしょう。
はっきりした機序は不明ですが、汗の臭いが性的な興奮を引き起こしたというデータは存在します。
アレクサンダー大王は大変なモテ男だったという話ですが、蜂蜜のような汗の匂いに、多くの女性がうっとりしたといいます。

モテ薬のカギはこのケモシグナルにあるのか…。
もしかするとこれは、とても可能性のある物質なのかもしれません。