難しい専門用語

医学用語には難しい言葉がたくさんあります。
例えば、一般的には簡単な二文字で表現される”せき”ですが、医学用語では”咳嗽”と呼びます。
まず、この漢字を読めますか?

正解は”がいそう”と言います。
この嗽という漢字にも”せきをする”という意味の言葉で、なぜか医学的には重ねるのが正しいようです。

他にも、
あくび   → 欠伸
げっぷ   → 曖気(あいき)
めまい   → 眩暈(げんうん)
よだれ   → 流涎(りゅうぜん)
まばたき  → 瞬目(しゅんもく)
しゃっくり → 吃逆(きつぎゃく)

と、通常なら絶対に知り得ない単語の目白押しです。

私が特にこのような用語の中で印象的だったのは、”胼胝”です。
学生時代病理学の授業で出てきて、全く読むことも想像することもできなかったのを覚えています。

これは”べんち”と読みます。
先程のように胼も胝もどちらも同じ意味を持つ漢字で、皮膚が角質化して固くなったものを指しています。
一般的にはいわゆる”タコ”のことです。

病院で説明を受けたけど、言葉が難しすぎて何を言っているかが分からなかったと聞くことがあります。
医学用語はそもそもあえて難しくしているきらいがあり、それもそのはずなのです。