どんぐりの背比べ
5/19のヤフーニュースの記事です。
“メスを使わない豊胸”に専門医が警鐘 健康被害深刻化に憂い「聞こえのいい広告が美容医療業界に蔓延している」
この記事によると、切らない豊胸術にはリスクがあると言います。
アクアフィリングと言う数年前に流行した豊胸術らしいのですが、今、健康被害が多発しているそうです。
これは98%の水分と2%のポリアミドで構成される、アクアフィリングを注入する豊胸術だそうです。
柔らかな仕上がりと効果の持続性、組織への定着の良さが、大きなメリットだということでした。
しかし、歴史が浅い技術ゆえに色々な問題を起こすことが分かり、その被害が急増しているそうです。
例えば、胸にしこりが出来てしまったり、感染症へのリスク、発がんの可能性も示唆されています。
日本形成外科学会では、現在この施術は非推奨としています。
しかし、私が思ったのは、シリコンを入れる手術にせよ、結局リスクは伴うということです。
リスクの高い低いというこのような議論は、どうあがいてもどんぐりの背比べです。
健康という観点からみると、傷は必ず残ります。
そして固くなった傷は、身体の協調を乱す原因となります。
治療としての手術は仕方がないにしても、自ら進んでこのような手術を受けることには甚だ疑問です。
美を追求することを否定はしませんが、美に執着してしまうのは苦しいことです。
誰しもが平等に年を取り、老化からは決して逃げることは出来ません。
それほどまでに、この刹那の美には価値があることなのでしょうか?
美醜が人生に影響することは認めます。
しかし、そこが唯一の価値判断の基準になっているという社会の風潮は絶対に間違っています。
整形のハードルが下がった現状を、私は非常におかしな方向に行ってしまっていると感じるのです。

